I.M. 2017年 中途採用
高校卒業後は農業の専門学校に進学し、苗木会社で20年近く働いていました。異業種である製造業への転職を考えたのは、父がずっと旋盤加工の仕事をしていて身近に感じられたからです。それで金属加工に興味を持ち、40歳の時にAi精工に入社しました。いま思えば人生の節目ですね。
畑違いの業種からの転職で、入社して半年くらいは仕事を覚えるのに苦労しました。その間に、当時の工場長(現社長)に教わりながらプログラムの作成や機械を使っての加工などを一から学びました。機械は調整が難しく、うまくいかないと製品にゆがみなどが生じてしまいます。そうした難しさはありますが、この仕事で自分が必要とされていることに喜びを感じています。
農地を持っているので、春先から秋にかけては米づくりに汗を流しています。週末は草刈りや農地の手入れなどに追われながらも充実した時間を過ごしています。
適応能力が求められる仕事です。作業はどれか一つだけやればよいのではなく、いろいろな種類の作業をひと通りできる必要があります。また、扱う機械もさまざまで、新しい機械を導入すればそれに慣れる必要があります。覚えることは多いですが、私のように経験が無く入社した人でも、やる気と仕事に真正面から向き合う気持ちがあれば技術は自ずと身に付きます。